国民健康保険を安くする方法3つ
国民健康保険を安くする3つの方法を以下の順番で紹介します。
基本的には図表1にある項目に基づいて保険料は計算されます。ただし、各市区町村の判断で保険料は変わる点は踏まえておきましょう。 出典:厚生労働省 国民健康保険料・保険税のしくみ 免除・減免制度を活用 まずは国民健康保険の免除・減免制度を活用できるか確認しましょう。図表2のように、一定の基準を満たすと保険料が免除される制度があります。 所得減少率 減免率 100% 100% 90%以上100%未満 90% 80%以上90%未満 80% 70%以上80%未満 70% 60%以上70%未満 60% 50%以上60%未満 50% 40%以上50%未満 40% 30%以上40%未満 30% 所得減少率=(1-2023年の世帯見込所得/2022年中の世帯所得)×100 出典:大阪市役所 保険料の軽減・減免 世帯分離とは、同居している世帯を別々に分離させて国民健康保険を考える方法です。例えば、定年退職した親世代が現役世代の子どもと同居している場合に、「定年退職した親」と「現役世代の子ども」を別々の世帯として考えます。
しかし、世帯分離をすると国民健康保険はそれぞれが払わなければなりません。そのため、世帯ごとに保険料を課す平等割の負担は増えます。平等割の負担が増えて、かえって保険料が高くなるデメリットも考慮しておきましょう。 国民健康保険は確定申告で社会保険料控除の対象になります。申請を行って控除を受けると、見かけ上の収入が減るため、国民健康保険を安くすることが可能です。 国民健康保険を安くする方法を3つに分けて紹介しました。転職や定年など、世帯の状況が変わる場合は各自治体の情報を確認して、安くできるかどうか確認することをおすすめします。 厚生労働省 国民健康保険料・保険税のしくみ |