ウクライナ・リヴィウ発 - ウクライナのデジタル改革省は、初期の構想から適切な導入まで、デジタル・ソリューションの開発方法を明らかにする新しい教育コースを発表しました。「公共部門におけるデジタル化」と呼ばれるこのコースは、現在Diia.Educationのプラットフォームで公開されています。コースの専門家たちは、電気製品を上手く生み出すために何をすべきか、誰に問い合わせればよいかを具体的に説明しています。 このコースは、日本政府の支援を受け、ウクライナのデジタル改革省が主導で、ウクライナ公共サービス・デジタル化支援(DIAサポート)事業の一環として、Diia.Educationプラットフォーム向けに開発されました。国連開発計画(UNDP)ウクライナ事務所が、スウェーデンからの財政支援を受けてプロジェクトを実施しています。 コースにおける11の各セクションは、デジタルプロジェクト実施におけるそれぞれの段階を扱っています。特に、デジタル改革の計画、プロジェクトと開発チームの管理、規制および法律のサポート、サービス・リエンジニアリング、UI/UXデザイン、ユーザー・サポートや製品に関するコミュニケーションといったトピックを専門家は取り上げています。 ウクライナのデジタル改革省欧州統合担当副大臣であるヴァレリア・イオナン氏は、地域のデジタル改革はデジタル変革省の重要な優先事項の1つであると述べました。 「世界で最も便利なデジタル国家を築くことが私たちの優先事項です。私たちは、国や地域レベルでの最高デジタル・トランスフォーメンション責任者(Chief Digital Transformation Officer - 略称CDTO)の活躍を目の当たりにし、現場のCDTOの数を増やしたいと考えています。そのため、デジタルプロジェクトの実施と規模拡大の方法を紹介する教育シリーズの制作に着手しました。私たちは、デジタル改革省の4年間の活動の間に、さまざまなプロジェクトのエコシステムとなり、最も成功したITスタートアップとなったDiiaの経験を共有できることを光栄に思います」 このシリーズでは、デジタル改革省の代表者や、何百万人ものウクライナ人が利用するオンライン・サービスをDiiaで開発しているデジタル化分野の経験豊富な専門家が講師を務めました。講師は以下の方々です: デジタル改革省デジタルサービス開発部長 ムスティスラウ・バニック氏 UNDPウクライナ事務所DIAサポート事業マネージャー ヴォロディミル・ブルシロウスキー氏 デジタル改革省マーケティング・コミュニケーション部長 アリーナ・トルナヒ氏 デジタル改革省公共サービス・リエンジニアリング局長ゾリアナ・ステツシク氏 エストニアeガバナンス・アカデミーのアーキテクチャ・コンピテンス・センター所長 ユリイ・コピティン氏 国営企業Diiaソフトウェア開発ディレクター エフヘニー・ホルバチョウ氏 UNDPウクライナ事務所ウェブ・アクセシビリティ要件に関するナショナル・コンサルタント 兼 公共組合事業「リソース・センター 『バリアフリー・ウクライナ』」デジタル・アクセシビリティ専門家 兼 合同会社「デジタル・アクセシビリティ研究所」ディレクター ドミトロ・ポポウ氏 国営企業Diia統合システムサポート部 情報・レファレンス支援チーム長 オレクサンドル・プロホロヴィッチ氏 UNDPウクライナ事務所常駐副代表のクリストフォロス・ポリティス氏は、このオンラインコースの目的はウクライナの地域におけるデジタル改革を推進することだと述べました。 「UNDPは、デジタル改革省のデジタル化の取り組みを支援することにコミットしています。しかし、サービスへのアクセスの向上には、これらの新しいツールの活用が、地方および地域レベルでのデジタルリテラシーと能力開発によって条件付けられる必要があります。このコースは、地方および地域の代表者にデジタル改革を推進するための包括的な知識とスキルを提供し、最終的には、すべてのウクライナ国民が政府サービスにオンラインで簡単にアクセスできるようにすることで、完全な包括性とアウトリーチを確実なものにします」 コース修了者には、0.2ECTS(欧州単位互換制度)ポイントが付与されます。 メディアお問い合わせ先: Yuliia Samus - UNDPウクライナ広報担当 (Email: yuliia.samus@undp.org) (责任编辑:) |